どーも、親男です。
本日(9/7)のEテレで以下のような番組がやっていました。
今回この番組を見たきっかけは、インフルエンサーDaiGo氏が、この番組で取り上げられている団体のNPO法人 抱樸(ほうぼく)に贖罪?のために学びに行くという報道を見ていたからでした。
実は。
私は、一人の親としてDaiGo氏の騒動の一連の論評にはかなり目を通しています。
その中で「抱樸(ほうぼく)」という聞きなれない団体名が出ていて。
それがたまたま本日のハートネットTVで取り上げられていたので、「どこかで聞いたな。。。」みたいな感じで観たというわけです。
さて。
DaiGo氏の卑怯極まりない立場から発信した、人を刺すような愚劣な言葉とパフォーマンスに対しては。
私は当初からかなりの嫌悪を覚えていました。
私は一人の親として。
子供たちに。
こういった差別や偏見がどのような危険を孕んでいて。
これまで人間がトライアンドエラーで築いてきた社会システムを蔑ろにして。
そして「損得」のような安易な二元論で割り切ることが、あたかも「合理的」である、というように勘違いさせるようなことが世の中に容易に転がっていることを。
伝えたり、教えたりしたい、と痛切に感じていました。
さらに。
私は今回の件が、論理ゲームのようなことの対象になってしまうことにも非常に嫌悪を覚えていて。
「ハイ論破。こっちが合理的」みたいな感じで語られる対象ではないと思っていました。
「ハイ論破。こっちが合理的」は、間違いなく子供たち、特に知識をつけ始めている中坊なんかにはウケがいいはずで。
それで語っていい問題じゃねーだろ、って思っていました。
例えば。
個人にとって。
大事にしたい人に差ができることは当たり前の話で。
目の前の自分の子供たちと、知らない世界の裏側の誰かを比べること自体ナンセンスだと思っていますが。
それをもって。
「ほら、命の優劣をあなたも付けているでしょ?」なんて言うのは。
実に稚拙でくだらない2択の論理ゲームで。
今回の問題の本質とは、まったく外れているものだと思います。
「でも、やっぱりホームレスの人は臭いし、誰でも隣に来てほしくない」から。
「ほら、あなたも結局差別していることになるでしょ?」ということも。
やっぱり外れているものだと思うわけです。
それをどうやって子供たちに伝えたもんだろう、と。
ここ一か月考えていたのですが。
今回のハートネットTVを観て、なんとなくどう伝えればいいのか、見えてきた気がしました。
今回のハートネットTVが報道できたのは「抱樸(ほうぼく)」の方々の活動の本当に一端だと思いますが。
論理ゲームによって「個」を抜きにされた「ホームレス」の方々がどんな顔や人生を持っているのかを垣間見ることができましたし。
そこに真摯にかかわる方々の思いを見て。
そこからこの件を解説すればいいんだと、思った次第です。
問題が「人」にかかわることであれば。
論理ゲームで問題をすり替えるのはやめて。
「顔」や「人生」を見たり考えたりすることから説明してみようと。
というわけで。
最後に。
以下に「抱樸(ほうぼく)」の奥田理事長の言葉のリンクを張らせていただきます。
真摯に人生と向き合っている人の言葉には重みと迫力があります。
と。
いろいろ書いてきましたが。
私はただ単純に。
子供たちには。
困っている人や自分よりも弱い立場の人に優しくしてほしい。
ただそれだけを言いたいだけです。
ただそれだけだから。
ぐちゃぐちゃ考えずに、もっとシンプルに言えばいいだけかな。。。