どーも、ゲイをカミングアウトしている知人友人が身の回りにいない親男です。
(なんとなく本人も自然にそう振舞っているって感じの人はいましたけど、面と向かってそうだと言われたことって実は一度もありません。。。)
さて。
2019年にテレ東で放送されていたというドラマ「きのう何食べた?」を年末年始ですべて見尽くしました。👇👇👇。
そんでもって。
2021年に公開された劇場版もちゃんと見ましたよ。👇👇👇。
うん。
2019年と2021年の作品に対して。
私は2022年の自分最高作品にしたという。。。
遅。。。
ちなみに。
この作品をご存じない方用にスーパー手っ取り早くご紹介すると。
食を通じて描き出す男二人のカップルの生活。
です。
この作品の魅力って何なのかなと考える前に。
実をいうと。
見始めてしばらくの間はちょっと脳みそが付いていかず。
軽く脳みそがバグっている感じがしていました。
男性同士の関係がこの世の中に普通にあることだというのは。
頭で理解はしているのですが。。。
やっぱり。
どうしても違和感が拭えない。。。
この脳みそのバグりは結局のところ。
ドラマの最終回、ついでに劇場版の最終シーンまで払拭はされませんでした。
正直、最後まで二人の物理的な距離が近くなるようなシーンには、少し抵抗があったりして。。。
それが実人生でカミングアウトした人と会ったことのない私の偽らざる感想なのであります。
だが。
しかし。
にもかかわらず。
この作品に魅了されちゃったわけって何なんだろ。。。
食うことが好きな私が。
まさに食うことを大事にしている主人公たちに感情移入しちゃったのだろうか。
と考えると。
それだけじゃなくて。。。
ゲイのカップルの日常が奇異に映って。
そのインパクトに引っ張られちゃったってのも。
まったく違くて。。。
じゃあ、なんなんだよ。。。
と。
よくよく考えてみると。
私の場合。
この作品に魅了されちゃったのは。
つまり。
キャスティングの妙なのではないかと。
脚本もとても良かったと思いますが。
すべてはダブル主演の西島秀俊さんと内野聖陽さんのコミカルにリアリティのスパイスをかけて、ホロッとさせつつ、ほっこりさせちゃう演技にやられちゃったんだろーなーって思うわけであります。
ということで。
私にとっては。
この作品がゲイの人々の日常のリアリティなのか。
コミカルに切り取っただけなのか。
はたまたデフォルメしちゃっているのかの判定は残念ながらできませんが。
主人公二人と同世代のおっさんとしては。
好きな人を前にした時に直球を繰り出せないという葛藤やら。
そこに生活や将来といった生々しさがプラスされている点や。
そして、家族ってものの存在や。
さらに何よりも食べるってことをおろそかにしない丁寧さ。
そういったことどもに共感しまくりで。
なんかグッと来てしまいました。
このドラマが終わった当時。
「何食べロス」ってのが起こったらしいですけど。
実感であります。
私はあまりに好き過ぎて。
正月、実家で子どもたち交えて何話か視聴しちゃいました。
うちの子たちは普通に面白がってましたから。
世代を超えるんでしょうね。
おっさん親男としては。
シーズン2、出してもいいんじゃないですか?
って本気で思ったりするわけであります。
いやマジで。