どーも、子どもの頃、ガチでうまいと思って、いまだに記憶にある食べ物が塩おにぎりとそれに添えられていた3枚の沢庵、といういかにもなエピソードを持つ親男です。
(なんて、いかにも出来すぎなエピソードのように聞こえるかもしれませんがマジです。山間の農家のお母さんたちがつくってくれたおにぎりと沢庵の絶品さはその他のどんなレストランと比べても負けることのない思い出の味です。)
さて。
子どもにはおいしいものを食べさせてあげたい。
というのは親として必ず思うことだと思います。
そのおいしいものというのは。
高価さや豪華さをいうものではなく(「あのホテルのランチがー」とかじゃなく)。
潔癖症のように安全性を謳うものでもなく(「食品添加物不使用でー」とかじゃなく)。
普通の値段で。
普通にその文化で。
食べられるものが一番大切なのではないのかと思うのです。
それが大切で楽しい「食文化」ってもんじゃないのかな。
とワシは思います。
今日。
近所のたこ焼き屋さんに妻ベリーさんと下の子チーム(次男坊ピノッキと次女ぽにちゃん)と行ってきました。
もう何年も前からたまに行っていたお店なのですが。
そのお店のおばちゃんは。
タコが高くなっても。
小麦粉が高くなっても。
油が高くなっても、。
たこ焼きの値段を変えません。
おばちゃんは。
「何年もやっているといま来てくれている子どもたちが大きくなってまた来てくれる」
「だから値段を変えたくない」
「たこ焼きでタコが小さくなったら、気持ちまで小さくなる」
「子どもたちにはおいしいものを食べさせてあげたいからねー」
と。
ワシもベリーさんも。
口の周りをソースだらけにしている子どもたちを見ながら。
おばちゃんと話をして、ホントにその通りだなーと。
しみじみとつくづくと思ったわけなのでした。
ということで。
おいしいたこ焼きを。
食べたいときに。
食べられる値段で。
極めて普通に食べることができるというのは。
ありがたいことであります。
子どもたちが「おいしいおいしい」と食べるさまを。
私達と同じくらい目を細めて喜んでいるたこ焼き屋のおばちゃんを見て。
世の中の大人は。
みんなそういうふうにするべきなんだろうなーと思ったのでした。
大人の役目って。
たぶんそういうことなんだろうなーと。