親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―

都内で夫婦共働き、4人の子育て(ナルニア物語と同じ男→女→男→女)、妻はベリーの暮らしのベリーさん、そんな家族のお父さんのブログです

【雨とおばさん】にやられた。。。

どーも、満員の電車やバスに乗っている人が一歩だけもしくは半歩でも、ほんーのちょびっとだけでも人に配慮してあげれば、それが束になって相当公共交通機関は楽になるのではないかと思う親男です。

(一人半歩の配慮でも100人分溜まれば、そこに50歩の余裕が生まれるという理論であります。ホントかよ)

 

さて。

 

東京地方は朝から雨。

なんだったら昼くらいから夕方にかけてがピークで。

ちょうどそんな時間帯にクライアント企業に行かなくてはいけなかったワシ。

 

いつもはたいていの行き先が駅直結のビルなので濡れずに済むことのほうが多いのですが。

本日はあいにくといくつかある最寄り駅のどこからも歩くというビル。

非常に新しいビルなのですが、どこの駅の真上にもならず、雨の日は特に「絶妙に行くのめんどくせー」って感じの場所。

 

で、無事午後いっぱい訪問させていただき。

夕方、外に出てビルの雨除けで「さてどうしたもんだろう」と思案して。

ふと思い立ったのが「少し遠回りになるけど、ゆりかもめに乗ろう」と。

どうせ週末でもないから先頭車両の一番前に座って。

雨の湾岸地域を楽しむのもまた一興。

(ゆりかもめって、東京の湾岸を往復する自動運転の乗り物です。👇️)

www.yurikamome.co.jp

 

ゆりかもめは自動運転なので先頭車両の一番前の席が先頭のほうに向いていて。

そこに座ると結構臨場感があって楽しいのです。

(以前、子どもたちと何度も乗ったことがあります。)

ただし、ご想像の通り、その席は子どもたちにとっての特等席。

週末なんかは必ず子ども連れ(もしくは観光客)が乗っていて、スーツのおっさんが乗っていい場所とは違うわけです。

が。

本日は平日、しかも雨。

子連れがいるような時間帯じゃないし。

運が良ければ先頭の席に乗れるぞ、と。

すっかりゆりかもめのアイディアに期待するワシ。

 

そして、ゆりかもめへ。

 

おぉ~先頭車両やっぱり空いてんじゃん。

お、先頭の席も空いてんじゃん。

読み通り、読み通り。

湾岸の雨模様を楽しもうぞ!

 

 

 

 

 

って。

思ってたら。

雨の日だから。

窓ガラスがキレーーーに曇ってやんの。

全然外も見えやしない。

 

 

先頭車両の先頭の席で。

真っ白いガラスの前に佇むおっさん。

 

ぽっつーーん。

 

まさに。

「ねーあのおじさん何やってるの〜」「ダメ!目を合わせちゃダメよ!」みたいな案件であります。

 

ワシ、何やってんだろ。。。

 

しかも、先頭車両の先頭の席は子どもたちにとっての特等席。

駅に停まるたびに、万が一ちびっこが乗ってきたら席を代わってやらねば、なんて思って座っているもんだから。

全然落ち着かないんですけど。。。

 

マジ、ワシ、何やってんだろ。。。

 

そんなこんなでゆりかもめを降りて。

変なルートで遠回りしているから帰宅するには都バスに乗らなくてはいけません。

 

雨はまだいい具合に降り続けている中。

家に向かうバス停に着いたら屋根のある部分に列が。

列の最後のおばさんは無駄に空間を空けているから。

その人があと半歩前に進んでくれればワシも傘をたためる屋根の下なのですが。。。

進んでくれん。

あと半歩お願いしますってお願いするのも変だしなー。

 

お、おばさん、無駄にキョロキョロしてんな。

後ろのワシに気づけ。

そして一歩前に出ろ。

なんて心の中で思っていたのですが。

おばさんはワシを認識しつつも結局バスが来るまで不動の姿勢でござった。

(おばはん立派やで、あんたはまるで武士や。一歩も動かん構えのあんたはまさにモノノフの誉れや。)

 

そして。

無事バスに乗り、最初は混んでなかったので座っていたら。

次のバス停で乗ってきたおばさんがワシの隣へ。

 

そしたら。

座る時に濡れたカバンをワシの胸にドッシーンと当ててきて。

「あっ」と言ったきり。

 

そんでもって。

なぜか慌てて自分の傘を前の席にかけようとして。

目算が狂ってワシの革靴の足の甲にその先端をブスッと。

そして、そこでも。

「あっ」と言ったきり。

 

おー、おばはん。

一言、ごめんなさいって言ってくれりゃあ、こっちもブログのネタになんかしねーっつー話なんだぜ。

マジで「あっ」じゃねーわ。

 

なんて頭の中で思ったのですが。

博愛主義者のワシは窓の外を見て何事もなかったように振る舞う紳士。

 

 

ということで。

 

雨とおばさんの日。

 

圧倒的についてないわけじゃないですが。

ほのかについてない感じ。

 

例えるなら。

エレベーターに乗ってうっかり違う階を押しちゃって。

無駄にその階に止まって「閉める」ボタンを押す時。

そんなほのかについてないときの感じ。

 

痛くはないけどイタイ。

 

今日はそんな日でした。

 

雨とおばさんの日。

 

やれやれだぜ。

 

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