親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―

都内で夫婦共働き、4人の子育て(ナルニア物語と同じ男→女→男→女)、妻はベリーの暮らしのベリーさん、そんな家族のお父さんのブログです

【憎むべきは】人でも文化でもない

どーも、写真アプリの思い出機能を利用している親男です。

(何年前の今日、みたいなリマインドが出てきて結構懐かしんじゃいます。)

 

さて。

 

今日、そんな写真アプリ(GoogleフォトもAmazon Photosも使っています)が、昨年の今日をリマインドしてきました。

その写真は去年家族で、とある公園で簡単なピクニックをしているときのものだったのですが。。。

 

実はその時に私を怒らせる一件がアリ。。。

(たぶん今までこのブログで少し触れたことがあるかもですけど。。。)

 

あるお年寄りから私たち家族が話しかけられたところまではいいのですが。。。

 

しばらくしたら、「あなたたちは○○?○○?(○○は国名)」と何度か聞かれて、私を怒らせたというわけです。

 

別に答える義理もなかったんですけど。。。

違いますけど、と言ったら。

「それはよかった〜」って。

 

だ・か・ら・なんだよ。

それが何か関係あんのか?

 

と。

もちろん、そんなお年寄りに目くじらは立てたところで仕方もないですし。

 

ただもう、受け答えすることもなく無視していたのですけどね。

 

ひたすらその国をディスり続けていて、ホントに不愉快でした。。。

 

てか。

子供たちの目の前で何を聞いているんだと。

 

私たち家族が外国で。

自分の子供たちの目の前で。

「あなたたちは日本人?日本人?」と聞かれて、挙句日本をディスられたら、子供たちはどんなふうに思うのか。

 

旅行のように一時的な滞在だったら、そんな不理解に対してそんな国もあるんだ、くらいに教えてあげられるけど。

 

もしも実際に住んでいたら、確実に子供たちを傷つけるわけで。

 

私はホントにそういう心無い発言がキライです。

そして、ヘイトスピーチには吐き気がします。

それは心を傷つけてくる暴力です。

 

その日、私は子供たち(上の子チームですけど)に👇のようなことを教えました。

 

日本と仲が良くない国は実際ある。

でも、それは国と国の政治によるものであって、お互いの国に住む人とお互いの国の政治は分けて考えなくてはいけない。

事実、お父さんはいろんな国の人からお世話になったり、いろんな国の人と友達になったりしている。

何の国の人だから悪いとか悪くないとかは違うし、逆に日本人だからってだけでそんな風に思われても嫌なはずだ。

だから、さっきのお年寄りの発言は間違えている。

と。

 

 

ということで。

 

 

先日、ある料理家の方がロシアの料理を紹介して批判されたという記事を読みました。

 

その料理家の方は「料理を批判するのは違う」というようなことを言われたそうですけど、私はまったく同じ考えです。

 

確かに憎むべき戦争はありますし、国政と国政がぶつかり合い摩擦が生じることもあります。

 

ただし。

去年のお年寄りの発言やロシア料理を批判する発言やもろもろのヘイトスピーチは、人や文化に向かうのはまったく間違っていると思います。

 

現在や過去の国政が、その国の個々人を語ることも代弁することも、その国の文化を語ることも代弁することもできないのではないのかな、と思うわけです。

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長女小ベリーが昔描いた「みんな(な)かよくね」という絵です。私、この絵が大好きです。 ©親男
 

 

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