どーも、小学生の頃、正月に親戚の家に行く目的はタダ一つ、お年玉獲得のためだった親男です。
(別に行きたくもない親戚の家で、お年玉の話題になる前に大人たちで話をし始めると、空気を読めよ!と心の底から叫びたくなったものです。)
さて。
という典型的な磯野カツオ・ちびまる子ちゃん系統の小学生だった私ですが。
親になった現在。
よく考えると子どもたちにお年玉をあげたことがありません。。。
(その昔、長男坊がまだ小さかった頃、あったような、なかったような。。。)
それがいいのか悪いのか。
その評価は後世(うちの子たちが大人になったとき)に委ねるとして。
今現在、わが家の子達は両家の祖父母がメインのお年玉のもらい先です。
(子沢山・親戚沢山ばかりだった昭和から時代は令和になり、そのへんも人口減を感じるところであります。)
で。
今年の年末年始の帰省で。
小1の次男坊ピノッキと5歳の次女ぽにちゃんも私の実家からお年玉をもらいました。
二人とも。
当たり前だけど昭和世代の祖父母の心持ちは無視して。
もらったその場で封を開けて金額の多寡を競い合いそうだったので。
一旦私がもらい受け。
東京に帰ってきてから改めて二人に渡しました。
そしたら。
サクサクっとポチ袋の封を開けたピノッキは。
「やったー!千円が三枚だー!」
(たぶん「3000円」の価値はイマイチわかっていないはずです。3000円で買えるものが何なのかもピノッキは知らないと思います。。。)
と喜んでいて。
開けるのに少し手間取っていたぽにちゃんは。
一言。
「ピノッキと同じでありますように!」
と祈っているという光景。。。
ぽにちゃんは小さな頃からピノッキと行動をともにしているので。
兄と妹という感覚はほぼなく。(兄ちゃんは長男坊という認識。)
いつも対等。
ピノッキがやること、できることは。
当然自分もできることだと思っている、ロッタちゃん的な感じ👇。
そして。
いざ封を開けたら。。。
千円札が一枚。。。
。。。
。。。
(年齢で金額に差をつけるということの是非はともかく。団塊世代の田舎のオヤジやお袋にとって、その「差の付け方」は息をするように「当然」なわけですね。。。)
ぽにちゃんは悲しくてしょっぱい顔。。。
それを見ていた家族のみんなは。
必死にフォロー大会。
- 保育園だから。
- 歳がまだ小さいから。
- 他の子も歳によって金額に差があるから。
なんて理由は。
当のぽにちゃんを慰めることができなかったわけです。
そしたら。
ピノッキが。
「1枚あげる。」と。
「そしたら二人とも2枚」と。
(金額じゃなくて枚数が彼の価値観。。。)
この大岡裁き(三方一両損的な。ってここで損しているのはピノッキだけですけどね。。。)みたいなやり方が他の家族から大絶賛を浴びたことは言うまでもありません。
長男坊は。
次男坊ピノッキの大人な行動に。
少し、してやられた感もありつつ。
まあ、いい決着になりました。
ピノッキは図らずも大絶賛を浴びてかなりご満悦でありました。
ということで。
その昔。
自分の妹のお年玉を巻き上げて。
兄妹で購入したことにして、自分の欲望を満たしていた私は。
(すまぬ、妹よ。)
ピノッキや長男坊のぽにちゃんをケアしようと思う気持ちを見ていて。
心の底から。
親に似なくてよかったと。
思ったという話であります。
。。。
。。。
。。。
。。。って。
今回、悪者になるのはワシだけかよ。。。
何だよそれ。
ワシが1両損した気分だよ。。。