どーも。
年配の女性からはほぼ高確率で、イクメン、カジメンと言われ続ける親男です。
さて。
もう何年も前からのイクメンブームの影響で、父親も育児をすべきという風潮です。
それはその通りで、確かにやらないよりもやった方がいいです。
それは絶対。
でも、お母さんだったらやって当然で誰からもほめられないような当たり前のことでも、お父さんがやったらなぜか賞賛されるという不思議。
「うちのお父さんは赤ちゃんのうんちオムツもこんな風に楽しく替えてくれるんです!」
なんてね。
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てか、こんなものは当たり前のことなわけで。
赤ちゃんのオムツが汚れてたら、女親でも男親でもハトコでもピーヨコちゃんでも、何でもいいから、早く替えろよ。
という話なわけであります。
お父さんにとっては、そんな風に自己アピールを混ぜつつやっていれば。
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どこに行ってもほめられますし。
そりゃあ気分もいいですし。
何よりも悪いことをしているわけではないですから、大手を振ってイクメンに精を出すことができるわけです。
で。
職場での評判も
「○○さんって、イクメンなんですね。素敵です!」
なんて言われれば、一生懸命にもなるってもんです。
そんなわけで、現在の大半の「イクメン」というものは、まるで男性の自己演出のためのファッションアイテムなわけであります。
ということで、この辺に夫の育児の「痛さ」が潜んでいるように思うわけです。
その「痛さ」は例えるなら、幕の内弁当の好きなおかずだけ食べて、後は残して誰かに後片付けを任す的な感じ。
というわけで。
家庭の中で育児と並行して、絶対に必要なことがあることを多くの「イクメン」が忘れている。
それが家事。
育児に比べて、地味。
育児に比べて、達成感が薄い。
育児に比べて、他人に自慢しづらい。
育児に比べて、賞賛を浴びにくい。
でも、絶対になくならない家事。
男性が育児をほんのちょびーーーーっとやるだけで「イクメンだ!」と賞賛を浴びるその陰には、山のような家事があります。
だから。
いまやファッションアイテム化しているイクメンなんかに掛ける時間と体力があったら、家事をやった方が100万倍いい!ということを、ここに高らかに宣言するわけであります。
その方が、お母さんと赤ちゃんのためです。
お母さんと赤ちゃんは、お父さんがイクメンになるための踏み台ではないわけですから、本気で考えるなら、育児ではなく家事です。
ちなみに私は家事が大嫌いです。
毎日毎日の繰り返しで終わりがまったくなく、叫びたくなるくらいにその単調さが嫌いです。
でも、やらなくちゃ子供たちのためにも妻のためにも、快適に過ごすことができません。
で、やったところで、「イクメン!」みたいにホメられるわけではありません。
ただ長い目で見れば、絶対に家族と自分のためになると思っています。
それだけが、大嫌いな家事をやる原動力みたいなものです。
なので!最後にお父さんたちに一言。
「本当に奥さんとお子さんのことを考えるなら、地味で単調だけど家事の方をやろう!」
ただ。
「カジメン」なんて絶望的にダサい言葉もありますが、イクメンとカジメンのどっちが良いかと言えば、それは間違いなくカジメンです。
どっちもダサいけど、家族貢献度的には絶対にカジメンの方に軍配が上がると思うのです。
……てか、この「○○メン」って言葉。
いい加減、やめてほしい……。
普通の生活がやりづらくなるだけだし……。