親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―

都内で夫婦共働き、4人の子育て(ナルニア物語と同じ男→女→男→女)、妻はベリーの暮らしのベリーさん、そんな家族のお父さんのブログです

【悶々】一人きり育児の現場に遭遇して。。。

どーも、第一子の時は子供と二人きりで遊びに行ったりすると、どや顔で「イクメン」を気取っていた親男です。

(今となっちゃ大の「イクメン」嫌いではありますが、かつての自分はそんなもんです。つまり育児の当事者ではなかった時期と言えるのかなと。。。)

 

 

 

さて。

 

 

 

昨日、下の子チーム(5歳次男坊、2歳次女こっちゃん)と一緒に児童公園に行きました。(私と下の子チームにとって、児童公園遊びは珍しいことだったんです。👉昨日の記事はこちら

 

 

で。

そこであるお母さんの一人きり育児の現場を目の当たりにして。。。

 

 

なんか。

 

 

その時私にできた最良のことって何だったのかなぁ、なんて。

つーか、何もできやしないのはわかってはいるんですけどね。

 

 

ただ、今もって考えがまとまらないんで。

なんか昨日から悶々としているわけです。。。

 

 

 

 

 

昨日行った児童公園でシーソーが一つ。

(今どきのシーソーはいわゆるギッコンバッタンってものじゃなくて、前後にユーラユーラ揺れる感じの動きをします。。。って、そもそもそれをシーソーって言うのかな。)

 

 

で。

 

ずっとそれで遊んでいる母娘がいたのですが、その人たちが離れたタイミングで。

 

うちの下の子チームたちが走って行って。

そのシーソーにヨジヨジ登って遊び始めたわけです。

 

 

 

が。

 

その娘さんが走って戻ってきて。

 

すごく泣き叫んで「自分の!自分の!」と。

 

その泣き叫び方がMAX泣き叫びバージョンで。。。

 

 

 

ただまあ、だからと言って順番待ってた下の子チームに譲れというのも、なんだか違う気もしたので。(何が正しいのか理解できなくなりそうだったので。。。)

 

なので、「一緒に乗ってみる?」と聞いたわけです。

 

でも、半ば予想通り、その子の泣き叫びは止まず。

 

そして、その子のお母さんはこちらを見ずその子を見ながら「無理、無理」とつぶやいているという。。。

 

 

 

 

 

。。。正直。

 

 

感じわりーなー。って思いました。

 

 

別に私。

よその子までなだめたり、しつけたりする義理はないし。

てか、言い方ってもんがあるだろ、と。

 

 

で。シーソーしている下の子チームは。

脇でシーソーに覆いかぶさろうとする勢いで泣き叫ぶ子に気圧されて。

結局、そこそこに別の遊びに走って行ったのでした。

 

 

まあ、シーソーをやめるって判断したのも下の子チーム自らなので。

別に、ならいいか、と。

 

 

なので、親としてその母娘に腹立てたとか、そういうのはなく。

ただ、冷めた感じで見ているだけだったわけです。

 

 

 

 

そのあと、その母娘は二人でまたそのシーソーをやることになるのですが。。。

 

 

見ていると、そのあとも他の子に泣き叫び、の繰り返しで。

 

 

やっぱり冷めた感じで「ちょっとは子供にルールを教えろよな」なんて思っていたわけです。

 

 

 

 

。。。が。

 

 

実はそのお母さんはただの甘やかしや過保護とかじゃなくて。

 

 

ただ育児に途方に暮れているのかな、なんて思うことになり。。。

 

。。。

 

お母さんはお母さんなりに、その子に悲痛で余裕のない感じではありましたが。

何度も何度も何かを説明しては。

娘さんの泣き声にかき消され。

そのうち、いらだち交じりの声が聞こえてきて。

無理に自転車に乗せて帰ろうとするのですが。

また娘さんが泣き叫びながら降りて、元の場所に走っていき。

 

実際、何度もそれを繰り返していて。

 

小さな公園だったので。

 

嫌でも目に入り。

 

 

そして、少し落ち着いた娘さんが水筒の水を飲んで走り去った後で。

 

お母さんはしゃがんだ姿勢のまま、がっくり両膝をついて水筒の蓋を閉めていたのでした。

 

バチッとたたきつけるように。。。

 

 

 

 

 

なんか、その公園でお母さんと娘さんは完全に浮いちゃっている感じで。

 

 

何とも言えない気がしたのでした。

 

 

 

そして。

 

 

とは言え、こちらも幼児二人を抱えているので。

 

よその家をずっと見ているわけにもいかず。

 

しばらく二人と遊んでいるうちにすっかり忘れてしまい。

 

 

最後に二人とベンチでおやつ食べて、帰り支度していたら。

 

 

そのお母さんが近寄ってきて。

 

小さな声で。

 

「先ほどはありがとうございました。でも、すみませんでした。」と。

 

。。。

 

 

。。。

 

 

私は何とも言いようがなくて。

 

ただ無駄に大きな声で「全然、全然、大丈夫ですから」としか言えず。

 

なんか急いで自転車に乗ってその公園を後にしたのでした。

 

 

 

 

ということで。

 

 

一人きりの育児のつらさは。

 

 

私もなんとなく知っているわけですが。。。

 

 

あの時、お母さんにどう接するのが正解だったのか。

 

 

つーか、正解なんてあるのか。

 

 

もしくはただ距離を取ってあげるべきだったのか。

 

 

なんともわからないわけです。

 

 

 

どうするのがよかったんでしょうね。

 

それとも、もっと何もしなかった方がよかったんでしょうかね?

 

 

 

ちょっと前に👇のような記事を書きました。

私自身のことではあるんですが。

きっとどの親御さんも一人きり育児には限界があるんだろうなって。

改めて思ったわけであります。

narnia-daddy.com

 

 

以前、NHKスペシャルで人間は本来群れで子育てをする動物だってのを観たことがあるのですが。

 

それってたぶん正解だろうなって思うんですよね。

 

でも。

 

現代の日本では、それを許さない部分もあったりして。

 

正解だろうなってことまではわかるんですが。

 

じゃあ、どうすればいいんだろうなって。

 

思ったりもするわけであります。

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なんかなんも言えない。。。 ©親男

 

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