親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―

都内で夫婦共働き、4人の子育て(ナルニア物語と同じ男→女→男→女)、妻はベリーの暮らしのベリーさん、そんな家族のお父さんのブログです

【通算三回目】自転車の練習コーチ

どーも、今日みたいな夏休みに続く土日を夏休みとしてカウントすべきか、ただの週末として考えるか、若干迷う親男です。

(って、どっちだっていーだろ)

 

さて。

 

という、土曜日。

私はひょんなことから知人から自転車をもらい受けて。

午前中のクソ暑い中。

全然速度の出ない、ポタリング用の折りたたみ自転車を漕いでいました。

 

サイズ的にちょうどいいので次男坊ピノッキにあげようと。

もらったのはいいのですが。

とても車道を走るような速度でもないので。

おばあさんやおじいさんの自転車に並走したり追い抜かれたり。

のどかな速度で脳天を焦がす太陽のもと、コキコキしてましたよ。

 

あーあー、昨日までは「避暑地」で優雅に自転車を漕いでたのに。

こんなセンスの欠片もないような都心の炎天下でコキコキなんて。

やってらんねーぜ。

 

と。

にわか避暑地野郎は貧乏くさく愚痴るのでありました。

 

 

そんでもって。

午後。

まだ自転車に乗れないピノッキと近所の公園に練習に行ってきました。

 

私にとって。

通算三回目の自転車のコーチです。

長男坊、長女、ピノッキ、と三回目。

 

ピノッキは本物の夢(将来の夢とかじゃなくて、寝てる時に見るやつ)で。

「自転車を漕いでいる夢見たんだよ〜」というくらい自転車に憧れが強く。

ものの小一時間で6割程度は乗れるようになりました。

あと、4割はハンドルやブレーキの使い方をより丁寧に、といったところですが。

ここまで来たら完全に乗りこなせるようになるのに大した時間がかからないことも。

三回目だからだいたい知っています。

 

コケてもニコニコしながら自転車を引きずって戻ってくるピノッキを見ていて。

頼もしいなと思って眺めながら。

少し私の心にはチクッとした痛みが走るのでした。

 

と言いますのも。

長男坊が初めて自転車の練習をしたのもピノッキと同じくらい(小1くらい)だったのですが。

結局最終的に乗りこなせるようになるのは小学校高学年で。

自転車空白期間が数年あり。

その他のスポーツは普通にリーダーになったり、得意だったりするのに。

何故か自転車だけが。。。という状態。

 

その状態をつくってしまったのは。

他でもなく私なのではないかと、今でも思っているわけです。

(さっき本人にそのことを言ったら、そんなこともない、みたいな事を言ってましたが、どうでしょう。。。)

 

初めての子どもの父親で。

非常に肩肘を張っていた私は。

長男坊には必要以上にスパルタで自転車練習に臨んでしまい。。。

 

コケても大丈夫か聞く前に「泣く前に自転車を起こせ!」とか。

「そんなもん痛くはない!」とか。

 

乳児から幼児になって、そして今まさに少年になろうとしている長男坊に。

これからは乳幼児とは違う世界があるってことを示すために。

過度に厳しくしてしまったわけです。

 

これはやり方として。

まったく。

全然。

ちっとも。

一ミリ兆万パーセント。

よくないやり方でした。。。

 

その後、激烈反省したわけで。

 

長女にはそのやり方を取らなかったので。

すぐに乗れるようになりましたし。

 

さらに。

次男坊ピノッキはもっと早く乗れるようになりそうです。

 

 

ということで。

 

子どもたちそれぞれの性格や運動神経の違いもあるので。

比較してどうこう言うのはまったく違いますけど。

 

ただ。

一つ言えることは。

 

昭和のスポ根的なコーチというものは。

 

たぶん何の役にも立たないな、と。

 

その後の人生で根性が養えるなんて、ただの幻想だな、と。

痛感しています。

 

 

そもそもただ厳しいだけで。

子どもが面白がるもんか、っての。

と。

考えるわけです。

 

どうせやるなら、ニコニコで。

伸びやかに。

体得していったほうが一億兆万倍いいはずだ。

 

と。

改めてしみじみと考える避暑地帰りのワシなのでありました。。。

(めずらしく行ったからって、避暑地避暑地うるさいっての。)

 

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