幼児の行動や発言は時として親を焦らせます。
場を読まないのは幼児ゆえにしょうがないことだとしても、
親としては的確に気まずいシチュエーションでそれを発動されちゃうと、
本当に生きた心地もしないわけであります。
かつて、3歳くらいの長男(現9歳)は
お相撲さんが多い地域に住まっていた時に、
それなりのボリュームの方はみんなお相撲さんだと思い込んでしまい…。
交差点なんかでそれなりのボリュームの方を見て、
「お相撲さん!」と大はしゃぎしていました。
4歳くらいの時の長女(現7歳)は、
地下鉄の優先席の前でその席の意味を滔々と語り、
何となく車両全体を気まずくしていましたし。
(「ここは困っている人が座るんだよね~」という感じです。
それを聞いて眠ったふりをするサラリーマン風の人2,3名)
そして、いよいよ次男(現1歳)も
そんな時期に到達しつつありそうです。
まだ言葉をうまく話せない彼は先日娘の入学式に参加しました。
まあ、退屈による暴れ振りは想定の範囲内として……。
問題は式の後の記念撮影に時に訪れたのでした。
雛壇に整列する子供たちと保護者、そして家族たち。
私は次男を抱っこして最上段の隅っこに位置したのですが、
ちょうど前の下段のお父さんの頭頂部が、私と次男の目の前に。
で、そのお父さんの頭頂部が寂しい感じで、次男はなぜかその肌色の頭頂部に手を伸ばそうとするのです。
「それ、あかんやつや!」ということで、私は伸びる手を引っ込めようとするのですが、次男は私に構ってもらっていると思って、キャッキャッと笑顔で何度も執拗に手を伸ばすわけです。
……そして、いけないんでしょうが、だんだん私も面白くなってきて、笑ってしまい……。
結果として、その記念撮影は私と次男はなぜか満面の笑みだったそうです。
(てか、オメーら二人は主役じゃねーだろという突っ込みもあろうかと思いますが)
ということで。
人の多いところなんかでは、
次男坊は段々と私をビビらせるようになってきたのであります。