どーも、デリカシーもなく、人に迷惑をかけても傷つけても平気な人間が実は最強生物なんじゃないかと信じてやまない親男です。
(心の痛みもないターミネーターみたいな馬鹿には、つける薬も立ち向かう術も持ってません。勝てる気しないぜ。。。)
さて。
私は常日頃、仕事で結構大きな交渉や契約を行っています。
日本でもグローバルでも名だたる企業相手なので、それなりに難しいものではありますが、それを自分なりにうまくこなしてきたコツがあります。
それが。
相手(担当者やその上司、そのほか登場人物もろもろ)の立場になって考えてみる。
です。
B to B(企業同士の取引)なので、最終的に契約や交渉するのは相手企業ですが、別に会社がものを話して、ペンを取ってサインするわけでもないので、やっぱりその前にあるのは常に「人」であります。
担当者やその上司や、彼らのポジションや、相手の社内のパワーバランスや、直近の報道やIR(投資家向けの企業情報)なんかの情報をもとに、今私と話したり、メールしたりしている相手がどのような状態で、何を欲しているのか、とにかく想像をめぐらすわけです。。。
と。
つまらん話はさておき。
仕事ではそういったことができているのに。
果たして私は家でそういったことができているのかと。
日常的に行っているシミュレーションを家庭でやってみたらどうなるのかと。
こんな風に考える私は、GW、さらに暇をこじらせたかわいそうなおっさんであります。(つーか、結局仕事に結びつけてる時点でなんかやばい。。。)
さて。
では、ベリーさんも子供たちもまだ眠っているこの暇な朝。
なんの了解も得ず。
私はベリーさんの立場になってみます。(あとでばれたらエライことになる気もしますが。。。)
試しに、典型的な我が家の休日の朝の風景をシミュレーション。
朝。
夜中に自分の周りに寄ってきた子供たちの寝息を聞きながら、うっすらとした頭で今日の予定なんかを少し考えては、また眠りに入ったりします。
しかし。
子供たちの足や手は、うっかりとみぞおちに入ってきたり。
回転してきた二歳半の体重で髪は引っ張られるわで、数分おきにくる痛みに少しイライラ。
もうそろそろ起きようと。
子供たちが寝ている間に、ミルクティーでも淹れてみようと。
そっと寝床を抜け出そうとしますが。。。
2歳半のお母さんレーダーに捕捉され、ぬいぐるみ片手の小ベリーちゃん(妹・2歳児)が洗面所まであとをついてくることになります。
トイレに入っても外で「おかあしゃーん」とか呼ばれて落ち着かない。
リビングにくると。
ジジイ並みの早起きが日課になっている夫がヘラヘラしながらコーヒー飲んでいます。
ここでもプチイライラ。
(おめー、暇なら寝室のドアが開く音で湯でも沸かしてろや、と)
子供たち全員が起き始める前の隙間時間を使ってブログの写真を撮ったり、今日のお片付けや料理の下準備。。。
をしようと思ったら、寝室に取り残されて不満な小ベリーちゃん(姉)が、「お母さーん」と呼びつけてくる。
ようやく小ベリーちゃん(姉)と小ベリーちゃん(妹)との折り合いをつけて、ミルクティーを飲もうとしたら、寝室から我らのウルトラマン(次男、4歳)が地球を守るために飛び出してくる。
もういい加減にしてと思っている矢先。
もう背の高さもベリーさん越えをした長男(中1)が、やっとリビングへ登場。
起き掛けはエンジンのかかりが遅い長男にちょっかいを出す夫。
やることをさっさと済ませてもらいたいのに、長男と夫の極めて無益・無駄・不要・不急のくだらないやり取りにもう我慢も限界気味。
ふと、リビングのホワイトボードに夫の字で、ある日付が書かれていることに気付きます。
大事な日取りだったら予定を開けておかなくちゃと思い、夫に質問。
ベリーさん「あの日付、何?」
親男「あの日付はベリーさんの誕生日の十日後だよ」
親男「お誕生日じゃない日、おめでとー!」
長男「帽子屋のお茶会?すべった?すべったね?笑」
ベリーさん「(絶句)。。。」
そして。
そもそも無口なタイプのベリーさんは、さらに無口になり、黙々と自分がするべきお片付けや料理の下準備に取り掛かるのでした。。。
そう、黙々と。プチイライラと。淡々と。
やばいな。。。
朝だけでベリーさんにはこれだけストレスがかかっているのかと。
あかん。
何かせねばと、急に焦ってきた。。。
が。
何したらいいか、わからん。
マジで焦るぜ。
ということで。
相手の気持ちを考える。
小学校の学級目標並みに当たり前のことではありますが。
もしも伴侶のことを思うとき。
相手の立場になって考えてみる。をおススメするものであります。
これ。
やってみると、結構気付かなかったことに気付かされたりします。
。。。
。。。
。。。
つーか、気づけよ。