どーも、子供のころ戦前の児童書を図書館や図書室の奥から引っ張り出してきて読むのが好きだった親男です。
(古びた紙のにおいも好きですが。今と違う倫理観に彩られた表現やストーリーや挿絵が好きでした。)
さて。
図書館にはほぼ毎週行っていますが。
(家から歩いて2,3分で、この立地がうちの利点の一つです。)
昨日、久しぶりに小説を借りてみました。
実は。
ここ10年ほど。
自分のために読む本と言えばビジネス関連の本ばかりで。
特に自分が研修講師を担当するようになってからは。
主たる要素は自分のコンテンツで組み立てるにしても。
関連するような部分の枝葉の知識については様々な関連書で厚みを持たせてもらっています。
実際、研修中にそのことに触れることはあまりないのですが。
知識や経験の厚みのない研修講師ほどつらいものはありませんので。
経験の方は売るほどあるとしても、知識の方を吸収するための自己研鑽は欠かせなかったわけであります。
そんなこんなでここ10年間。
ホントに小説はほぼ読んでいませんでした。
じゃあ、そもそも小説とかその界隈は読まなかったのかというとそんなことは全然なく。
むしろビジネス書や実用書には一切興味もなかったのが10年前以前で。
小説もエッセイも旅行記も漫画も、なんでもありの雑食でパクパク。
特に当時好きだったのは。
池波正太郎さん、京極夏彦さん、檀一雄さん、吉田健一さんが白組で。
紅組は杉浦日向子さん、川上弘美さん、向田邦子さんといったところでしょうか。
あとは新婚当時はオシャレつまみのmookとか読んでちょいちょい試したり。
昭和下町居酒屋巡り的な雑誌もしょっちゅう買っていました。
新婚当時、私とベリーさんはホントによく散歩をしていましたので。
散歩を彩らせる情報や知識を仕入れては週末テクテクテクテクと。
歩いてました。
それがいつしか子供たちが4人になり。毎日がドタバタで。
私とベリーさんは仕事で求められるところのものがどんどん変わり。
生活にプラスアルファの読書生活はいつしかすっかり影を潜め。
ビジネスにプラスアルファの読書生活にシフトしたのでした。
ということで。
冗談抜きにして10年ぶりくらいに図書館の小説のコーナーに行って。(毎週行っているのに。。。)
非常に新鮮だったというお話でございます。
まあ。
本ってきっとその時に自分が一番渇望しているところのものを。
読むようにうまい具合にできるてるのかな、なんて思ったりもして。
そう考えると、別に小説でもビジネス書や実用書でも。
読むべき時にガシガシ読めるというのはそれなりに幸せなことなんだろうな、とも思ったりするわけであります。
そんな私の読書遍歴が一周回って戻ってきたということは。
人生における何かの潮目が変わってきたのかもな。
と。
考えるのであります。