親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―

都内で夫婦共働き、4人の子育て(ナルニア物語と同じ男→女→男→女)、妻はベリーの暮らしのベリーさん、そんな家族のお父さんのブログです

【グッときた】次男坊の言葉。

どーも、めずらしくさっきまで遅めの残業していたので、妻ベリーさんから体に優しい夕食を用意されて食べている親男です。

(湯豆腐を食っています。昆布のダシが沁みます。じいさんになった気分であります。)

 

さて。

 

先週。

わが家は長男坊の高校受験が一段落しましたので。

家族で箱根に行ってまいりました。

4人の子どもたち+私たち夫婦の6人旅は。

どんな場合でもいろんなことがあって楽しい思い出になります。

(たとえ雪が降ってロープウェイが運休になって、急遽取った迂回ルートで40分くらい寒風の中、バスを待ったとしても。。。)

 

で。

そんな私の思い出として。

とても大事にしたいなーと思ったことがあります。

 

箱根登山鉄道に乗ったとき。

 

インバウントもあって、列車はコミコミで。

家族が一旦バラバラで座ったわけです。

(つーか、混んでなくても6人なんて中途半端な人数はバラバラになるわけですけど。。。)

 

私は次男坊のピノッキと二人で乗っていたわけです。

 

で。

二人で窓の外を眺めているとき、ピノッキが。

えとね。

あのね。

あのね。

と。

何か言葉を頭の中で紡いでいたわけです。

 

ナチュラルボーンふざけ虫のピノッキが。

そんなふうに言葉をためているときは。

結構マジなことを言うときだと知っていた私は。

(なんて言いつつ、たまに溜めて溜めてからゲームのことを質問してくる脱力なときもあるけど。。。)

待っていたわけです。

 

 

 

そしたら。

ピノッキが「ピノッキはお兄を勉強とかで追い越せるようになる?」と。

 

 

 

 

字面にしますと。

お兄を越せるか越せないかの不安のように見えますが。

その時の雰囲気は。

越せること前提で確信的にそれが「いつ」なのか知りたがっている風でした。

 

私は。

それを聞いてちょっと嬉しい気持ちになったわけです。

 

ピノッキにとって。

8歳差のお兄である長男坊は。

確かに色々できる存在ではあるのですが。

 

それをリミッターに感じず。

すでに越えること前提の気持ちである。

という点に親として嬉しかったわけです。

 

私は。

とりあえず。

「勉強を楽しいと思ったら越せるよ」

「新しいことを知れたら面白いなーと思ったら大丈夫だよ」

と言ったら。

 

ピノッキは安心して。

「なら大丈夫だ、ピノッキはそうだから」

と言ってました。

 

 

うん。

 

勝手に親バカ大会、大会委員長のワタクシ親男としては。

その返しで、また嬉しくなったと。

 

こういうわけであります。

 

 

 

 

というわけで。

 

この話をさっき長男坊にしたら。

 

長男坊もえらく喜んでました。

(私の残業が遅かったので、その時、起きている子は長男坊だけでした。)

 

 

自分の弟が自分を越そうと思っている。

それを兄貴が普通に喜んでいることに。

 

 

それを見てまた喜んだ親バカの親男。。。

 

 

つまりまあ。

ピノッキの何気ない疑問が。

兄と父の両方を喜ばす結果になったというお話であります。

 

親バカとしてここに記すなり。

その先に何があるのか箱根登山鉄道。 ©親男
 

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