どーも、子供の頃、切り換えがうまくいかないタイプで、怒られたらしつこくクヨクヨしてた親男です。
(子供の頃、唯一怒られても平気だったのは、町内でも有名な怒り屋のジジイ。ジジイの畑の横(公道、なんだったら通学路)を通りかかっただけで怒り狂って飛び出してくるので、最終的には「リアル黒ひげ危機一髪」としてどこまで畑に近寄れるかを試してました。)
さて。
我が家の天衣無縫キャラ、かつ冒険王の次男坊(4歳)は。
(次男坊のことを書いた記事のまとめは本稿末尾にまとめておきますので、よろしければご覧ください。)
この夏場、6人家族の中で一番一緒に過ごしました。
彼をいろいろなところに連れて行ってあげて。
何がいいかと言いますと。
気持ちをストレートに伝えてくれるので。
連れて行き冥利に尽きるわけであります。
「すご!!」
「かっこいい!!」
「早っ!」
「おいしー!!」
みたいな感じで。
列車のシミュレーターをやって。
神社の猿回しを見せて。
たくさんの金魚を見て。
アブラゼミの死骸を見て。
黒い入道雲の中の稲光を見て。
いつも必ず食べきれないアイスの一口目でも。
ラムネの瓶の中でたまたま発見したビー玉でも。
ストレートに感想を伝えてくれるので、ホントに親としてはうれしいわけです。
よくよく考えるとサイクリングで半日一緒ということは。
同じ自転車という極めて近接している空間に半日一緒なわけで。
つくづくたっぷりと話した夏だったなぁ、と思います。
で。
そんな天衣無縫な彼だって。
そこは4歳児なわけで。
2歳下の妹にイジワルをしないわけもなく。
4歳児の知恵で少し隠ぺいしつつ行ったイジワルは。
たまに私の逆鱗に触れて大目玉を喰らうわけです。
「こらーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
今何やったーーーーーーーーーー!!!」みたいな感じですね。
そしたら、クルクル天然パーマの彼は。
目玉を見開いて。2センチほど飛び上がって逃げていきます。(比喩ではなくホントに)
程度がひどいイジワルは私に捕まるわけで。
大目玉を喰らった後はたいてい大泣きで寝室なんかにこもるわけであります。
ただ。
私が次男坊をリスペクトしているのはここからで。
そのものの10分程度の拗ねた態度からパチッとスイッチが入って。
何か切り換え後の行動を起こします。
例えば。
寝室にたまたま転がっていた絵本を持ってきて、急にその内容を質問してきたり。
(今までの空気感と連続性がないんだけど。。。みたいな)
寝室のドアを細目に開けて「みーん、みんみんみ~ん」と蝉のマネしてたり。
(自転車の前の席でしばらく黙って落ち込んだ風だったのに)「今日のお夕飯は何かなー」とか。
自分の大怒りと大泣きした子を気にしていたのは私だけだったわけで。
彼を見ていると。
そんなことにクヨクヨしているほど世界はゆっくりじゃなくて。
世界中のいろいろなことが目の前を通っていくのをしっかりと。
自分のフィルターを通して見ていくことに夢中なら。
常に暇はない。って感じです。
ということで。
世の中は。
案外いろいろな輝きで楽しく光っていることを教えてくれるのは。
次男坊の特技=切り換えのお陰なのであります。
特に天衣無縫な子には。
夏のテイストがしっくりきます。
つっくづくと楽しんだ夏でしたが。。。
まだ終わってないはずなので。
いよいよ長袖を出すその日まで。
私と次男坊の夏は終わらない。というか終わらせない所存で。
引き続き駆けずり回ろうと思います。
【次男坊と私の記事のまとめ】