親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―

都内で夫婦共働き、4人の子育て(ナルニア物語と同じ男→女→男→女)、妻はベリーの暮らしのベリーさん、そんな家族のお父さんのブログです

【ホッと】し過ぎた師走の午後

どーも、オンライン会議でカメラがオフになっているつもりで目をずっと閉じてしまっていた親男です。

(よく見れば沈思黙考状態。悪く見れば居眠りおじさん。。。ただ単純にヘトヘトで目を閉じていただけなので、正解は後者ですね。。。)

 

さて。

 

昨日👇のような記事を書いて年末忙しさアピールをしたワシ。

narnia-daddy.com

 

どんなに忙しく頑張ったところで、誰も褒めてくれないし。

なんだったら、定時上りは死守しているので、他部署から見ると「5時から男(究極死語)」に見えるワシ。

なので。

勝手にブログで忙しいアピールぐらいさせてほしい。

そんなはた迷惑な気持ちで書いた、世の中の役に0.1%も立たない記事であります。

 

でまあ、そんな愚痴も出ちゃうような師走の最終局面なわけで。

 

今日も今日とてクッソ忙しかったわけであります。

 

 

気が付くと2時を少し回ったような変な時間。

 

昼飯、どうしようか。。。

 

アイドルタイム間際の変な時間にお店に入るのイヤなんですよね。。。

たいていめんどくさがられるし。。。

 

でも腹は減ったし。

 

でもチェーン店に入る気分じゃないし。

 

師走の打ち合わせラッシュのやさぐれた状態に。

チェーン店の料理はマッチしすぎるのでイヤ。

「やさぐれ」がさらに加速しそうな気がしてイヤなんですよね。。。

 

なんて独り我がままで自分自身を悩ましつつ。

愛車のママチャリでビジネス街をブラブラ。

 

と。

小さな小さな路地に。

小さな小さなお店。

 

表通りはこれでもかってクリスマス色。

ぷらす、これでもかって取ってつけたような「冬の味覚フェア」。。。ウソくさ。。。

 

そんな中で鬼のように目立たないお店。

 

ふらふら~って入っちゃいました。

 

。。。

 

。。。

 

。。。

 

。。。お店は10席くらい。

お客さん一人だけ。

お店の人はいない。。。

 

え、いないの?

 

と。

思っていたら中から「空いてる席にどーぞー」と。

 

一人だけの若い女性のお客さんはまだ何も食べてなくて。

文庫本を開いてたりして。

 

天井間際にあるテレビは昼の映画を流していて。

それが80年代の古臭いやつ。

 

席に座るとメニューがなくて。

壁をぐるりと見回してもメニューの張り出しもなく。。。

 

お店の人はまだいないし。。。

 

。。。まいったなぁ~、と。

 

 

そんな風に思っていたら、おばさんがメニューを持ってきてくれました。

 

 

沸騰してまだ冷めてない脳みそで。

ボーっとメニューを眺めて。

変な時間だし、ここでしっかり食べちゃうと夕飯のうまさが半減しちゃうし。

ここは「とりあえず」のそばでも腹に入れておこうと。

 

鬼のように普通のお蕎麦。 ©親男

と。

もう一人のお客さんを見たら。

まだ文庫本を開いていて。

 

。。。なんだろ。

食べちゃった後も居座っているの?

 

と思って、蕎麦を手繰っていたら。

 

「おまちどおさま~」とおばさんが中から釜めしを持ってきて。

 

「五目、おまちどおさま」と。

 

 

へ~、あの人は釜めしが炊けるのを待ってたのか~。

と。

 

実にうまそうに見える釜の飯。

 

しかし、炊けるまでどれくらい待ってたのかと思って。

メニューを見たら。

20分はかかりますと。

 

あの人もこの変な時間にランチを取る羽目になったのに。

20分も飯が炊けるのを待ってたんだな。

なんて思ってたら。

 

なんか気忙しさで頭が沸騰していたのが落ち着いてきたような気がして。

自分もすっかりそのお店の雰囲気に同化しちゃったような感じ。

 

 

というわけで。

 

ワシ、脳みそがバグるかと思いましたよ。

 

昼のどうでもいい80年代の映画の音。

 

厨房にいるおばあちゃん。

たぶんその娘のおばさん。

 

静かに釜めしを待つ人。

 

静かな路地裏。

 

。。。マジで職場にかえりたくなくなっちゃったんですけど。。。

 

 

ただ。

 

やっぱりワシは。

 

こういう時間の流れ方のお店って好きであります。

 

 

有名店でもなんでもないんですけどね。

飯を喰らう時間をこんな風に感じられる店っていい店だと思うわけです。

 

 

たぶんクソ忙しい時にまたお世話になるかな~、なんて思ってお店を出たわけです。

「このまま自転車でサイクリング行きたいくらいだぜ」

なんて思ったり思わなかったりしながら。

 

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