どーも、「田舎は素朴」は幻想だと思う親男です。
(結構人間関係がめんどい。)
さて。
急に寒くなってきましたね。
ついこの間まで半袖で自転車漕いでいたのに。
もう肌寒い。
で。こういう季節を私は大嫌いなわけですが。
その理由と言うのも、ちょうど父の転勤の時季だったからです。
でまあ、幼稚園、小学校、中学校と2個ずつ行ってきたわけですが。
この薄ら寒くなる季節を前に、おもむろに母に呼ばれて。
その神妙な空気感から「あぁ、また転勤かぁ~」と察知して。
ただまあ、イヤも何もないので「はあ~了解です」と受け入れてました。
そんな私の転校で。
割に衝撃を受けたのが。
東京から新潟への転校。
(もともと新潟が故郷なのですが、途中東京が挟まっているので、いまだに郷里の方言がド下手です。)
10月か11月くらいに転校して。
もっともビビったのが。
校舎が「木」ってこと。
「木~?」って感じで、校舎は鉄筋が当たり前だったので、木造校舎にウルトラ衝撃。
そして。
渡り廊下があるという謎の構造。
おふくろと一緒に初めてその小学校に行ったとき。
校舎を案内してくれている先生におふくろが「渡り廊下は久しぶりですわ~、オホホホホ~」と言っているのが、子供心に田舎に嫌味だろ、って思ってました。
で。
その渡り廊下の先には。
これまた木造の体育館。
そして、体育館には謎の壁画(ペンキ画)。
太陽のような光に向かって指を差して飛んでいく裸の子たち。。。
(こんな感じです。一人振り返ってめっちゃ笑ってたりします。)
しかも顔が『はだしのゲン』のゲンにそっくりで。
さらには髪の毛がないツルッパゲで。。。
完全に『はだしのゲン』見て描いたでしょ。。。と。
転校早々に唖然としてその壁画を見上げていたら。
「あ~、お前エロいな~」と言われて、「何?『エロい』って」と。
(東京ではその当時『エッチ』と言っていましたね)
なんだか知らない頭の悪そうな言葉でからかわれて、気分は激下がり。
からの。
体操着で半袖半ズボンなのは学年で私一人だけ。
当時、東京では年間を通して半袖半ズボンで。
だっせ~深緑の長袖長ズボンのジャージの群れに。
たった一人半袖半ズボンは浮きまくりで。。。
朝礼の間中、ずっとクスクスという笑い声が聞こえてきて。
正直なところ、その後しばらくして注文していたジャージが来て。
初めてその群れに馴染んだ時、結構安堵したのを憶えています。
で。
その体育館での一発目の朝礼の訓示が私にとって超絶ウルトラ衝撃で。
学年主任が「え~、悲しいお知らせがあります」と。
「この体育館の用具室の~」
「飛び箱の裏で~」
「きのう~」
「う○ちが見つかりました~」
え。
えぇーー!!!そんなことあんのー!
いやいやいや、結構みんな通るところだよ。
大して機密性高くないところだよ。
100%トイレの方が安心でしょ。
なんて思っていたら。
学年主任がとどめの一発をかまします。
「おそらく低学年のものだと先生は思います~」と。
え。
えぇーー!!!なんでわかんだよー!
マジでなんでわかるの?
マタギなの?
「ほう、このフンは奴のモノだ」みたいな?
ということで。
私は。
マジでおっそろしいところに来ちゃったよ~。
帰りたいよ~、東京に。。。
なんて思いつつも。
ものの数か月で木造校舎にも、だっせ~ジャージにも、友達にも。
そして、大量の積雪やスキーにもあっという間に慣れるのでした。。。
(体育館の用具室で脱糞は慣れんけど。。。)
毎年。
この季節になると、この時の空気感を思い出すんですよね。