どーも、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をおふくろと観てしまって微妙に気まずくなったことのある親男です。
(めちゃくちゃ好きな映画なんですけどね。。。過去に行って自分の母ちゃんとデートするって。自分に置き換えるとゾッとします。)
さて。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1作目から3作目を通じて、様々な伏線や設定が散りばめられているのが楽しい映画なのですが。
その中の設定の一つに。
主人公のマーフィーが。
頭に血が上って損しちゃう。
損しちゃうくらいならいいんですが、未来が悪い方に変わっちゃう、という。
そういう設定があります。
で。
昨日、👇のような記事を書いていて。
自分も頭に血が上って、似たようなことがあったな、と。
改めて思い出しました。
まあ、正直なところ。
そんなエピソードはたくさんあるんですけど。
今回書くのは、中学生の頃のこと。
私、子供時代は転校生だったのですが。
二つ目の中学校に転校した時のこと。
当然と言えば当然なんですが。
特に友人もおらず。
一人で学校に通っていました。
で。
季節は真冬。
越後の冬は場所によっては豪雪だったりして。
(多くの方が誤解していますが、新潟でも雪がたいして積もらないところもあります。)
私の通うことになった中学はその豪雪ど真ん中。
吹雪の日は学校に着いて靴紐が凍っている、なんてこともありました。
(冗談みたいですがホントです)
で、校舎の入り口のところはちょうど雪の壁(2mくらい)が両側にできていて。
その雪の回廊を通って入口へ、って感じです。
そして。
事件が発生。。。
ちょうど転校1週間目くらいの日。
いつも通り一人で学校に通う親男少年。
雪の回廊を通っている最中に。。。
頭の上から冷たい雪解け、みぞれ交じりの水が。。。
バシャー。。。
と。
一瞬何が起こったのかわからず。
ゆっくり上を見上げると。
壁の上でニヤついてシャベルを持っている同じクラスのやつが。。。
(雪国では四角い面積の広いシャベルで除雪します。)
そのシャベルに水を入れておいて、転校生の頭の上にバシャ―と。
一種の古臭いイニシエーションってやつでしょうか。
(こういうのって反吐が出るほどキライなんですよね。新入生や新入りに何がしかの嫌がらせや強烈な負担を課する風習。いまだに職場や学校で見ますからね、バッカじゃないのと。)
で。
そいつのにやけた顔を見た瞬間。。。
頭
に
血
が
上
っ
て。。。
ピーって。
自家製の瞬間湯沸かし器が。。。沸騰。
両手を使って雪壁を駆け上がって。
(よく考えたら怖いな。。。)
雪の中を逃げ始めたそいつを追いかけて。
そいつを雪の中でつっ転ばせて。
からの。
シャベルをひったくって。。。
軒下のみぞれ状の雪をすくって、そいつの頭からバシャ―って。
。。。
。。。やっちまいましたよ、しっかりと。
で、そのあとは頭に血が上っていたので、イマイチ憶えていないのですが。
たぶん捨て台詞して教室に行ったと思うんですよね。。。
が。
教室に入ると明らかに視線が違う。。。
と。
よく考えると、その追いかけっこの顛末はちょうど教室の窓の前で行われていて。
全員が見ている前で転校生が。
シャベルで雪解け水をバシャ―ってやっているわけで。。。
あーやっちまったなー、なんて思ったときには時すでに遅し。
まずクラスの女子が「あいつ、生意気ね」となり。
さらに女子に引っ張られて男子が「あいつ、生意気だな」となり。
で、ダメ押しにバシャ―ってやられた奴が「あいつ、狂ってる」と吹聴し。
クラス全員から白い目で見られて、その後、数か月間クラス中からシカトされ、ぼっち決定。
。。。おめでとございます。チーン。
シカトだけならまだいいんですけどね。
弁当の時とか、ひたすら陰で「何食べてる~クスクス」みたいな感じでやられたのには参りましたね。。。
ということで。
ここで強烈に学んだ教訓は。
新しい環境に入ったら。
その環境に慣れるまでは取りあえず猫被っとけや、ボケ。ということと。
ぼっちのお陰で読書がはかどった、ということになりますでしょうか。
(この頃に読んだ本は結構今でも役に立っていますからね、何が功を奏するのかわからないもんです)
なんてことを思い出したので書いてみましたが。
我ながら浅はかな奴だなと。
思いますが。
さらに思うのは、そういう新入りの通過儀礼みたいなやつは。
やっぱり今でも大嫌いだな、と思うんです。
大人になってもそんなダセーことしている奴がいますからね。
ヤレヤレだぜ。
なんて思います。