親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―

都内で夫婦共働き、4人の子育て(ナルニア物語と同じ男→女→男→女)、妻はベリーの暮らしのベリーさん、そんな家族のお父さんのブログです

【夫の妊娠日記⑫】妊娠第15週 〜妊娠日記カミングアウト〜

どーも、この「親男日誌」は子どもたち全員にカミングアウト済みの親男です。

(と言っても、一番下の4歳児ぽにちゃんはまだわかってないかも。)

 

この日記は今から7年前、妻ベリーさんが第三子(次男坊ピノッキです。今は小1。)を妊娠した時、妊娠から出産までの期間に夫目線で書いていた日記をリライトして掲載するものです。現在4人きょうだいのわが家に新しいベビーが来るというリアルタイムな日記ではありません。「えー!ベリーさん5人目!!!」ではありませんので、どうぞご注意くださいね。

 

さて、夫の妊娠日記第12回目です。

1週間に1回土曜日に更新することに決めています。(ちなみに、この日記は妊娠第40週まであります。)

 

今回はこの暗い妊娠日記の存在を妻ベリーさんに話すところから。

 

もう忘れちゃってましたけど、特になにも言わないで書いてたんだな〜って。

 

つくづくと暗い奴であります。

 

 

では、妊娠第15週の日記をどうぞ。

 

 

NO.74 妊娠第15週 出産まであと175日

今日から15週目。
朝、起きてきたら相変わらず気持ちが悪そうだった。
なので、夜の外食(注:結婚式記念日のための外食のこと)は少しでも無理をしたら15分で出ると告げる。
それを横で聞いていた娘(注:現小6の長女、この時は年中さん)はとても不安そうだった。
本当は今の時期は外食せず、家でのんびりしてたい。
ということで、夜7時待ち合わせのレストランへ。
気持ち悪さはさほどでもないらしい。
ボリュームたっぷりのビストロで3人分のコースを取り、みんなで分けて食べる(注:この時は夫婦+長男、長女+お腹の中の赤ちゃんの家族構成)。
結婚式記念日なので、デザートのお皿にお祝いのデコレーションのサービス。
久しぶりの自分の料理以外にありがたみを感じる。
自分のつくった料理じゃないだけでうれしい。
味もお店の雰囲気もシェフもスタッフの方も大満足の結婚式記念日だった。
帰ってきて、マッサージをしていてベリーさんと話していると、ベリーさんは2,3ヶ月前くらいからつわりの気持ち悪さを手帳に記録しているとのこと。
1週間前の記憶もままならないつわり妊婦の備忘録らしい。
なので、ベリーさんにこの日記の存在を初めて告げる。(注:70日以上、自分の奥さんに言わないでこんな日記つけるなんて、結構暗い感じですね。。。)
3回目の妊婦さんと一緒の記録。
旦那の不安度 15

 

NO.75 妊娠第15週 出産まであと174日

朝の気持ち悪さはあるけど、だいぶ調子が良くなってきたと嬉しそうに語るベリーさん。
朝一の病院は家族で向かう。
病院には娘のクラスメートのご家族もいた。(注:記憶が曖昧ですが、たぶんその後このときのお腹の中の赤ちゃんである次男坊ピノッキと保育園でクラスメイトになるんじゃなかったかなと。。。)
そして、クアトロテスト前にドクターから説明を受ける。
あくまでも確率を測定するテストであることを説明してもらう。
結果で一喜一憂するようなテストではないこと、その後のことは夫婦でよく相談しておくことを重ねて説明される。
病院までの往復は久しぶりに家族で散歩。
こんな風に全員で街を歩くのは相当久しぶりな気がする。
そして午後は娘の妊娠中(注:長女の妊娠中のことです。この日記の時から4年前)にベリーさんがドハマりしたゲームを数時間熱中する。
ベリーさんはゲームが嫌いなのに、突然ハマったりする。
ドクターマリオやエレビッツといった毒気がないゲームは案外大好き。
(注:エレビッツって👇みたいなゲームです。可愛らしいゲームなんです。)

エレビッツ - Wii

で、つわりの苦しさを忘れるためにそういったゲームにはまると際限なくやり続ける。
今回も娘の時にはまったエレビッツをもう一度Amazonで買い求め、昨日からやり始める。
でもその後にぐったりしていたので、やり過ぎを注意する。
結局、体調は悪くなってしまい、寝る頃には相当気持ち悪そうだった。
で、家の火災保険の更新締切日なのに、夫婦で忘れてしまった。
ベリーさんがこんな具合だから自分がもっとしっかり家のことを見なくてはいけない。

旦那の不安度 20

 

NO.76 妊娠第15週 出産まであと173日

休日の朝はゆっくり眠らせてあげている。
だいたい11時くらいまで布団の中にいる。
で、空腹で気持ち悪くなりすぎて起きてきて、適当にパンをかじっている感じ。
昼食はみんなで近くのカフェへ。
その後、のんびり散歩がてらスーパーへ。
途中、区の国際フェスティバルに立ち寄るけど、かなりのしょぼさで早々に退散。
帰ってきて、ベランダの草花に水をやる。
ベリーさんは「今まで萎れているのを見ても何もする気が起きなかったけど、今では水をやれるようになった」と喜んでいた。
その後、またエレビッツを子どもたちとベリーさんの3人でやった後、夕食はトリ野菜焼きそば。
全員で早目の夕食と入浴で早々に就寝。

旦那の不安度 15

 

NO.77 妊娠第15週 出産まであと172日

3連休3日目。
寝させてあげるために、一通りの家事をして子どもたちの朝食をつくって、静かに仕事へ。
夜までかかった仕事で夕食の取り掛かりが遅くなってしまうことをメールすると、今日はかなり体調が悪いとのこと。
昨日までの調子の良さはいったい何だったんだ。
子どもたちも「お母さんがよくなった」って喜んでいたのにね……。
家に帰ると簡単にできるカレーやパスタなんかはきつそう。
なので、煮麺を手っ取り早くつくることに。
調理中、何だか台所の様子が違う。
どうやら日中、子どもたちのために食事やら洗濯やらをしたらしい。
今回のつわりは食べづわりだから煮麺をなんとか完食してあとは安静に。
夜寝る前にベリーさんのマッサージをしていると、子どもたちが私の後ろに回って私の背中をマッサージしてくれた。

旦那の不安度 20

 

NO.78 妊娠第15週 出産まであと171日

朝、今日もつわりがきつい。
早朝に洗濯をしてから掃除をするのが日課になっているが、掃除の段になってベリーさんがそこら中に置きっぱなしになっているタオルに気づく。
慌てて洗濯機へ持って行くが、すでに脱水。
ということが結構多い。
そんなズボラは普段は絶対にないだけに、つわりのきつさがよく分かる。
帰ってきたら、夕食のにおいでトイレへ直行のいつものパターン。
それでもつくった夕食は全部食べている。
でも吐いた分だけ食べているのなら、果たして栄養になっているのか不安。
明日から長男のお弁当が開始となる。
私自身はかなり不安なのだが、ベリーさんは食材宅配の手配をしてくれていて、お弁当に使いやすいものを用意してくれている(注:今では3人程度なら一斉にお弁当をつくれちゃいます。)。
夜、子どもたちが寝て1時間くらい経った後、寝室へ向かったらまだ娘が起きていた。
ベリーさんを待っていたらしい。
いつも通り、ベリーさんの布団で10の数え歌の間、抱きつく。
今日もマッサージをしてベリーさんは就寝。
私は残りの仕事をやりにリビングへ。

旦那の不安度 22

 

NO.79 妊娠第15週 出産まであと170日

朝、比較的いつもよりも大丈夫そうな顔をしていた。
妊娠してからベリーさんは長男が登校してから起きているので、今朝私がつくったお弁当を見ることができなかった。
後で写真をスマホに送ると、とてもほめてくれた。
やる気になればやれない家事なんてないと、改めて実感した朝だった。
夜、体調は相変わらずに見えたけど、本人曰く調子がいいとのことで、3か月ぶりに子どもたちとベリーさんが一緒のお風呂に入った。
子どもたちには気を使って入るように、はしゃがないようにと伝えたけど、お風呂場から呼ばれたら二人とも大喜びで入りに行った。
本日もマッサージ。そして就寝。

旦那の不安度 20

 

NO.80 妊娠第15週 出産まであと169日

今日は長男が一日学童保育だった。
朝からどんな学習内容にしようか、迷っていた。
いつもはベリーさんと息子が相談して、適当なドリルとやることを決めているのだが、今日も朝は起きてこれなかった。
ということで、私と長男が決めたのが、将棋のドリル。
その気になれば、漫画だって何だって勉強になるということで、持たせる。
⇒長男は大喜び。
夜は久しぶりにお粥以外を完食。
焼きそばや中華スープを普通に食べることができた。
午前中、外での仕事だったようで、冷えてしまい、鼻風邪をひいてしまった。
つわり以外で体調が悪くなるのは、妊娠後初。
とは言え、本日は1回も吐かなかったとのことで、ちょっと改善してきたと喜んでいた。
これ以上、風邪が悪化しないといい。
夕食後、ベリーさんと子どもたちのためにリンゴをむいて食べる。
本日もマッサージで就寝。

旦那の不安度 20

 

妊娠第15週まとめ

先週、非常に重く考えていたクアトロテストも。

 

この週はすべて私とベリーさんの中では消化できていたみたいで。

 

日記に目立った記述がありません。

 

たぶん夫婦二人でやること、その結果、いろいろと話し合ったからかな、と思います。(って、もうほとんど憶えてないですが。。。)

 

しかし、あれだけ重かったつわりも、なんだか峠を越したようで。

当時のワシに「よかったね」と言ってやりたい気分です。

 

で。

ワンオペ育児で何がきついかって。

一人で育児も家事もすることよりも。

誰にも話せない、誰にも評価されない、ってことがメチャクチャあると思うので。

ベリーさんに何かで褒めてもらえて少しだけ気持ちも明るくなったようです。

 

ということで。

 

妊娠日記第12回目、いかがだったでしょうか。

 

男目線としては。

もう12週も書いているんだなー、って思いますが。

妊娠においては、あと出産まで169日もあるわけであります。

それを考えると。

つくづくと。

男は役立たずですよね。

その間、実質的な赤ちゃんとのやり取りはお母さんだけ。

お母さんと赤ちゃんはずっと200日以上、まさに一心同体なわけで。。。

 

ちなみに。

あまりにも大事なことだから、この妊娠日記以外でちゃんと言及しなくちゃいけないと思っていることがあって。

それが。

父性の芽生え。

 

正直、それは男にとって性として非常に後天的なものであるように思います。

 

奥さんの壮絶な体の変化を目の当たりにしても。

物理的に自分の体で一緒に変わるものはなにもないので。

 

脳みそをちゃんと働かせて想像しないと。

奥さんの状態とシンクロは無理です。

 

だからこそ、で必要なものが未来のお父さんにはあるわけです。

 

この辺は単独でそのうち書きたい内容です。

 

 

 

この妊娠日記は1週間に1回程度の更新予定です。

基本は毎週土曜日に更新するつもりです。

 

つーわけで。

がんばれ、妊婦さん!

 

と、未来のお父さんも!

 

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