どーも、子育てをし始めてから、自分が子どもの頃に経験した「危険」を想像したら寒気がしてきた親男です。
(絶対に自分が経験した「危険」を子どもたちに体験してもらいたくない、と心から思いました。。。)
さて。
先日、私とぽにちゃん(4番目の次女、年中さん)が保育園帰りに自転車を走らせていると。
自転車の前に乗っているぽにちゃんが唐突に「あーーーーーーーーー!!!!」と。
その道はちょうど帰宅で駅に向かう人達でごった返しているような場所で。
ぽにちゃんが何かに気が付いて「お父さん!」と呼びかけています。
で、自転車を止めて振り返ると。
それは、わが家の長男坊(中3、花の受験生)なのでした。
「なんでお前がここを走ってるんだよ」と聞いたところ。
その日、長男坊は夜に一駅隣りの塾の通う事になっていたわけですが。
それまで勉強をしていた図書館から移動しようと思ったら、自転車のチェーンが外れてしまったから、急いで走っていたとのこと。
でまあ、気をつけろよ、頑張れよ、と別れたのですが。。。
ふと。
中3で自転車のチェーンを自分で直せないのはまずいな、と。
思ったのはいいのですが。
じゃあ、教えてやってたのかと思ったら、教えてないな。。。
なんて思って。。。
で、さらに。
じゃあ、自分は誰に習ったんだろ、と。
まあ、自転車のチェーンを直すくらいは。
誰にも習わなかったけど、いろいろやってたら適当にできるようになっちゃってたわけで。
思えば、自転車の構造みたいなもんは、小学生の頃から友達や従兄弟といろいろといじくっていたので、なんとなくわかっていたということもあります。
で、さらにさらに考えると。
自分の子どもたちがたいした知識もないままに自転車をひっくり返したりしてたら。
多分今親になっている私は。
「安全に関わるものに大した知識もないのに触るな!」なんて言っているはずなわけであります。
親なんて勝手だなぁ。。。
たぶん。
私も妻ベリーさんも。
自分たちが小さい頃に経験した「危険」レベルを自分たちの子どもたちに経験させないようにさせないようにしてきたわけです。
- バスのステップから飛び降りて、縁石にアタックしてしまって額から大量出血(ベリーさん)
- 自転車をひっくり返してペダルを回していて、チェーンとギアに指を挟まれて出血(ワシ)
- 廃車が重なっている廃車置場に潜り込んで三段上の自動車までよじ登っていた(ワシ)
- お墓の上によじ登ってセミ捕りしていた(ワシ)
- 雪に覆われた廃屋のひさしの上でスリップして足が雪に陥没してしまい身動きを取れなくなって絶望していた(何のことやらわからないと思いますが、ワシ)
- 物置の屋根から一回転して着地しようと思ったら頭から凍った雪に激突した(ワシ)
👆みたいなことは自分の子どもたちには絶対にしてほしくない、のに。
チェーンは自分で直せないことを憂う。
まったく。
なんつー自分勝手だ。
というわけで。
自分のいろんな「危険」体験は。
はからずも自分の生きる力に多少なりとも役に立っているわけですが。
じゃあ、それをどの辺の塩梅まで子どもたちに経験させるべきなのか。
手放しで「子どもたちは自然に、勝手にさせればええんじゃ!」みたいなワイルド・ダディにはワシはなれません。
ううむ。
実際。
過保護親父なのかもしれませんけど。
自分の子どもたちが痛くて泣いている、なんて状態はできるだけ回避したいわけで。。。
4人子育てして十数年経っているのに、いまだに謎であります。
悩ましい限りであります。
(著名な教育評論家とて「子どもに体験させるべき危険はコレだ!」なんて言えないでしょうから、きっと解はないんでしょうけどね。。。)