妻が無事に第4子を出産しました。
これまで4回とも親男の私は立ち合い出産をしてきました。
……立ち合い出産。
なんていうと、「いかにも」な感じにも聞こえますが、実のところ、男である私は4回のお産をそばで見ていて、自分自身ただのちっぽけな無力であることを実感した経験×4なのでした。
「父」になる実感はその後数か月は追いついてくることもなく。
お産で疲弊した妻、こちらがこわくなるくらいに頼りない新生児、激烈に変わる生活…。
そういった中で妻以上に、新生児以上に、疲弊して頼りなくなってしまうのが、よーするに父になる自分なのだと毎回痛感するのです。
つまり、毎回無力を実感してしまうこの私の4回の経験は、逆に言えば妻に対する尊敬の念が、いや増す4回の経験なのでした。
お産の後、数か月が過ぎ、すべての歯車が合致した(ように思える)ときに、女性にとっては考えられないくらい遅れて私は毎回ようやく「父」になります。
これが4人の子供を持つ親男の偽らざる実感です。
もちろん、4回目の今回で言えば、妻の初産の時に比べると、格段に何かが違いますし、上の子3人のほとばしるほどまぶしい実生活を前にして、生っちょろいことを逡巡するような余裕なんてないわけです。
いやでも「生活」は全速力で私の周りを駆け抜けていく。
だらだらと「父」になるのを待つほど、ちゃっちーことを言う余裕はないわけです。
なので、女性と違って、男は体の何も変わることがないので、4回を経験してもこんなことを考えてしまうわけではありますが。
「生活」を全力で楽しんでいる家族みんなに恥ずかしくないよう、私はさらにいろいろと決意をするわけであります。
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妻、ベリーの妊娠や出産を応援をしてくださった皆様、本当にありがとうございます。
皆様の妻に対する応援を拝見し、私は本当にうれしくて。ありがとうございます。
娘の手紙にも素敵な言葉をいただいて、私は本当にうれしいです。
これからの私たち家族6人の生活が、妻や私のブログをお読みになった方々の何かの、少しでもお役に立てれば、こんなにうれしいことはありません。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。