親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―

都内で夫婦共働き、4人の子育て(ナルニア物語と同じ男→女→男→女)、妻はベリーの暮らしのベリーさん、そんな家族のお父さんのブログです

【ドラクエ3と現代っ子】。

どーも、ファミコン大ブームの時にファミコンを持っていなかった親男です。
(その反動で今でもゲーム好きな大人になっちゃったよ、父ちゃん母ちゃん。)

さて。

そんな感じでちょっとかわいそうな感じだったわけですが。

そこはそれ。
金持ちの従兄弟の家で従兄弟がいないのに勝手に入り込んで一人でやりまくったり(最新のゲームがいつも発売直後にありました)。
その従兄弟の家で最新のカセットを借りて、友達の家に持っていき、みんなから感謝されつつやってみたり。
そんなふうにしていたので、クラスの誰一人私がファミコンを持っていなかったって気付いていなかったみたいです。

さらに当時の最新のパソコンも市のプログラム教室に通っていた特権でいじれたので。
パソコン版のドラクエ1やスーパーマリオをやりまくりました(当時はそういう感じでソフトは逆移植でやることができました)。

しかし、ドラクエ3はめちゃくちゃテニスに夢中になっていたワシの人生でゲームをやらなかった数年に発売されていたので。
まったくやっていません。

てか、ドラクエは1と2をやったくらいで以降のドラクエシリーズは大人になってもやっていなかったのでした。


そして、時は経ち。

ニンテンドースイッチでドラクエ3が発売され。

次男坊からねだられたのと。
ワシ自身、今やってみたらどうなるのか知りたかったので。

買ってみました。



で、まずは次男坊がやり始めたのを横で見ていたのですが。

マジ、当時のRPGのセオリーを知らない現代っ子なので。
横で見ていて歯がゆいほど「へた」。

と言いますのも。

現代のゲームはバランスが非常にいいので。
特にチュートリアルなんかをやらなくてもゲームの序盤が自然な感じでチュートリアルになっていたり。
苦行のようなレベル上げをしなくてもストーリーを無理なく進めていけば、自然とレベルが上っていったり。
洋物のハードなゲームでなければ、ストレスなくストーリーや世界観に没入できるようにできているわけです。

なので、そんなゲームに慣れている現代っ子は。
いくらリメイクでゲームバランスを調整されているとは言え、40年近く前のゲームの名残を感じさせるドラクエ3は「難しい」ようです。

何度、街の周辺でレベル上げしろと言っても。
待ちきれなくてストーリーを進めようとするので。
あっさり棺桶パーティーの出来上がり。

レベル上げの概念がないなら昔仕様のRPGは無理だろ。。。

しかも丁寧に街の住人に話しかけるということもしないので。
具体的なヒントも得ることができずに途方に暮れるという。。。

最近のゲームはいわゆるNPC(モブキャラ)と重要なヒントを出すキャラがわかりやすくなっているのですが。
ドラクエの頃はNPCの中に重要なヒントを出すやつが紛れているので。
現代っ子はスルーしちゃうわけです。

それじゃあ、クリアなんて夢のまた夢だぜ、坊主よ。

しかも挙句の果てにイージーモードで始めた妹にレベルも物語も抜かれてしまい(イージーモードはキャラが死ぬこともなく棺桶にもなりません)。
彼のドラクエ熱はものの1週間でヘタれこんでしまったのでした。。。
(お前がねだったんだから、もうちょっと頑張ってやれよな。。。)


ということで。


じゃあ、やれなかった青春を取り戻すべく買った親父の方はどうだかと言うと。。。

次男坊と次女がやっているのを横で見ていて。
「なんか、かったるいな」
なんて思って。
1時間で飽きてしまったのでした。。。

お前が一番最近のゲームに影響されまくっているんだろ、と。


もうワシは辛抱強く苦行のようなレベル上げをできない体になってしまったとです。

わかりやすい、洗練されたゲームバランスに浸りきってしまったとです。

小学生の頃のワシが見たら。
なんと腑抜けたおっさんになったもんだと思うことでしょう。。。


で、もう私はリメイクゲームを買うことはやめます。


そう。
思い出は思い出のままに。


最新ゲームばかりやるジジイになることを心に誓ったのでした。。。


ちゃんちゃん。

 

'